おかかとたくあんのおにぎり|だし茶漬け えん|No.0026
漬物が子どもの頃から好きで、
今では自分でもぬか床を育てながら、ぬか漬けを自宅で作っています。
ただ、やっぱりまだぬか床が上手く育ちきっていないのか、
味が薄かったり、深みがなかったり...納得のいく味には程遠いです。
というわけで、
今回は大根の漬物、たくあんを混ぜ込んだおにぎりを紹介します。
今回のお店は、「だし茶漬け えん」です。
池袋駅近くのエミオ池袋に店舗が入っており、仕事の帰りなどに買って帰るのが便利です。
名前からお察しの通り、だし茶漬けのお店で、そちらもとっても美味しそう。
まずたくあんが美味しいです。
干されて旨味が凝縮した大根に、調味液が染み込んで甘みと深みのある味に。
そして何より、パリポリと食感が楽しいです。
そして、もう1人の主役、おかか。
醤油を吸って美味しそうな色味になっています。
醤油の香ばしさと独特な食感が相待って、シンプルながら美味しいです。
はじめて食べたのに、初めての気がしない。
なんだか不思議な食べ心地。
贅沢な具材では決してないけれど、なぜか満足度がすごく高い1品です。
そういえば、よくばあちゃんの家でご飯を食べると、
決まって食卓には漬物がありました。
その感覚に近いおにぎりなのかしら、と思いました。
少しエモーショナルなおにぎりで、ナイスライス。
梅しらす おむすび|おむすび棚田|by ライスボール紳士 No.0001
ライスボール紳士、現る!!
おにぎりボーイの友人、ライスボール紳士は生粋の白米ラバー。
米をおかずに米を食らう、ライスボール紳士が私の生活圏外のおにぎり情報を
寄稿してくれることになりました。
第1回目は新御徒町駅からほど近い場所にある、おむすび棚田。
まだ暖かい。
そう頭の中でつぶやいた私。
ドラマの中で、霊安室に横たわる人に言うあの台詞に似ていて、はっとした。
おにぎりを手にした時にこんな言葉を発するなんて。
店で買うおにぎりは冷たいものだと思い込んでいた。
そんな自分をちょっぴり恥じた。
確かに、昼間に寄ったおにぎり専門店「おむすび棚田」のガラスのケースには、
おにぎりは並んでいなかった。
そこにあったのは、おにぎりの写真だけ。
シャケや明太子など、野球でいうクリンナップのような人気選手や
控え選手のようなあまり見慣れないおにぎりの写真が並ぶ。
私の目にふと、梅しらすという言葉が飛び込んできた。
写真には、純白のおにぎりの表面に赤と緑の具が浮かんでいた。
気がつくと、店員の女性に、梅しらすを一つくださいと言っていた私。
すると女性は、レジの裏に消えていった。
待つこと数十秒。女性はおにぎりをレジ袋に入れて私に手渡した。
注文をとってからのこの数十秒で、出来立てのおにぎりを握っていてくれたのだった。
そうとも知らずに自宅に帰り、おにぎりの暖かさに驚いたのだった。
さあ、おにぎりを頬張ろう。
それが今の私にできる一番の行為だ。
湿った海苔に、パリッと音を立てる梅の破片。大葉の香り。
しらすの姿はほとんど見えないが、
その豊かな香りでおにぎりのバランスをリードしてくれていた。
美味しいのだが、驚くほど美味しいわけではない。
そう、おにぎりは気取らなくていい。この味がいいんだ。
あんな言葉は言いたくない。ブログ主に気なんか使いたくない。
でも、私は自然とつぶやくのだった。
ナイスライスと。
ライスボール紳士
もち麦もっちり!梅こんぶこんぶおにぎり|セブンイレブン|No.0025
米は米でも、いろんな種類があります。
もち米をお米と混ぜてモチモチのおこわ楽しんだり、
麦やあわ、きびなどをお米に混ぜた雑穀米は栄養化が高いと人気だったり。
今回紹介するのは、白米にもち麦を合わせたベースに、
梅とこんぶを混ぜ込んだおにぎりです。
もち麦って、大麦の1種らしく、
粘り気の多い「もち性」の「大麦」なので、もち麦とのこと。
もち性じゃないものは粘りが少ない「うるち性」と言います。
もち麦は玄米よりかなり多くの食物繊維が含まれているよう。
玄米を精米して白米にする過程で、玄米に含まれる栄養分を捨ててしまうことになるものの、
その分食感や味が上がるので、どうしても白米を選びがちです。
そんな時に、味や食感がいい白米にもち麦を混ぜることで、
美味しさを損ねることなく、玄米にも勝る食物繊維量を摂取できるというわけです。
このおにぎりは、主観ですが米:もち麦=7:3くらいで混ぜられているように思います。
もち麦のプチプチ、もちもち食感が程よく、
最適な量はこれくらいなんだろうな、と感じます。
全体の味付けは米やもち麦、こんぶなどの素材の甘みをほのかに感じます。
また、おにぎり全体がピンクがかっているのは、梅も入っているからです。
梅はカリカリ梅で、もちもち食感の中に、
刺激的な食感がプラスされて、楽しく食べ進められます。
梅はそこまで味付けが濃くなく、口が酸っぱくなる感じではありません。
なので、楽しい食感とほのかな酸味がもち麦おにぎりを上手くサポートしています。
実にうまく構成されたおにぎりで、
健康的なおにぎり時間を楽しむことができました。
ナイスライス!
おにぎりボーイ
一番だしおむすび 野沢菜わさびめし|セブンイレブン|No.0024
雨続きの最近。
洗濯物が乾かないので、近所のコインランドリーへ行きます。
待ち時間が暇なので、最近ハマっているジャズがテーマの漫画
「ブルージャイアント」を読んで待っていました。
雨の日は、家でジャズを聞くのも良いなと知った雨つづきの1週間でした。
乾燥が終わって家に帰る道すがら、
セブンイレブンでおにぎりを買って帰りました。
この日は味付けの濃くない、シンプルなおにぎりがいいなと思ったので、
野沢菜が入ったこちらにしました。
ジャケット(包装)を見ると、野沢菜は入っているんだろうけど、
わさびがどう絡んでくるのかが想像できず、
少しばかりチャレンジングなチョイスとなりました。
肝心の具材は、シャッキリとした野沢菜の茎と葉が半々くらい混ざっています。
そこに、わさびの香り高い風味が重なって、
野沢菜の染み出す旨味を、わさびが引き締めてくれます。
ご飯は出汁で炊き上げているため、少しベージュがかった色味です。
鰹と昆布の出汁が効いているので、ご飯だけで食べてもその味を楽しめます。
ご飯も具材も、少し変わり種のこだわりの一品なので、海苔は巻かれていません。
お値段は124円なのに、ご飯も具材にもこだわりが詰まっています。
おにぎりの中に、丁寧な仕事を感じました。
ナイスライス!
おにぎりボーイ
おにぎり 金しゃり 神戸牛網焼きカルビ|ローソン|No.0023
最近はテレワークで部屋からほぼ出ず、
出かけるといっても近所のコンビニかスーパー程度。
自宅にこもっていると鬱屈とするので、昼ごはんの大切な息抜きです。
というわけで、普段はあまり食べないようなおにぎりにもちょくちょくチャレンジします。
今回はローソンで売っている、ちょっと豪華なシリーズを。
「金しゃりおにぎり」シリーズは具もお米も高級仕様です。
今回紹介するのは、これまでだと邪道かな〜と思っていたお肉系。
神戸牛の網焼きカルビが具として入っています。
ご覧の通り、神戸牛の焼き肉が入っており、2切れ入っていました。
味付けにはコチュジャンが使われており、辛みもしっかりとあって白米が進みます。
はちみつ入りの醤油だれからは甘味も感じられ、
甘辛な味付けがお肉の旨味をしっかり引き出してくれます。
そして何より、ブランド牛の神戸牛ですから、
お肉自体も少し厚めなのでお肉を食べた感覚が味わえます。
お米は国産米をブレンドしたもので、
しっかりと粒を感じられる炊き加減、握り具合です。
海苔は三角形の上部分を包み込む形で、
1口目から海苔の風味を感じながら食べ進められます。
コンビニおにぎりは常にクオリティの向上が進んでいるな、と感心させられます。
少し値は張るものの、一度食べてみる価値はあり!
今日もナイスライスでした!
おにぎりボーイ
焼きおにぎりと鮎の塩焼き|船場亭|No.0022
深夜帯にやっているドラマはどれも面白く、よく見ています。
昨日やっていた孤独のグルメでは、おにぎり屋さんが紹介されており、
その中で松重豊さん演じる五郎さんが、鮎の塩焼きとおにぎりを美味しそうに食べていました。
というわけで、少し前に鬼怒川沿いの船場亭というところで食べた、
焼きおにぎりと鮎の塩焼きをご紹介します。
焼きおにぎりは醤油を塗って、表面をこんがりと。
焦げた醤油の風味が米によく合います。
表面はパリッと、内側のお米はふんわり、
内と外で異なる食感が楽しめます。
今回は鮎が食べられるお店だったので、
鮎の塩焼きのほぐした身と鮎うるかをおにぎりの上にトッピングしました。
鮎うるかは鮎の内蔵などを塩辛にしたもので、このうるかは強烈な塩気と内臓の苦味がよく効いて美味でした。
藻の風味も感じられるような。
焼きおにぎり自体に具は入っていないので、
鮎の塩焼き→焼きおにぎり→うるかをちょびっと、という順で食べると飽きが来ず味の変化も楽しめました。
おにぎりと鮎を食べた船場亭は、鬼怒川を眺められる川沿いにあり、
その川で鮎釣りをしている釣り人もいたりと非常に風情があります。
今はお出かけしづらい時期ではありますが、
夏の美味、鮎の塩焼きはこの時期だけのお楽しみ。
鮎とおにぎりのマリアージュを楽しむのはかなり贅沢ですね。
う〜ん、ナイスライス!
おにぎりボーイ
高菜おにぎり|よしや|No.0021
つい最近、自宅のすぐ裏手にある一軒家が取り壊されてしまいました。
庭先に大きく育った木が植わっていたので、都会のオアシスのような存在でした。
それがものの数日で取り壊されて少し傷心気味です。
緑に飢えていたのでしょうか、今日は高菜が巻かれたおにぎりにしました。
買ったお店は、東武東上線中板橋駅から徒歩5分ほどのスーパー・よしや。
こういった高菜の浅漬け丸々1枚でお米を包んだものは、
和歌山県や三重県などでは「めはり寿司」と呼ばれています。
*目を見張るほど上手いから、など名前の由来は諸説あり。
強すぎない塩気を含んだ高菜とシンプルなご飯が
素朴ながら味わい深いハーモニーを奏でます。
葉物野菜なので、繊維ばって歯切れが悪そうな気もしていましたが、
そんな心配は杞憂に終わりました。
噛んだらスルスルっと噛み切れ、程よくシャッキリ感があって爽やかです。
また、このおにぎりはスーパーで買ったものなので、
買った時点からもう冷めていたのですが、
このおにぎりに関しては、アツアツより冷ました方がより美味しい気がします。
高菜の浅漬けは葉の部分と茎の部分でそれぞれ食感が異なります。
葉は存在感は薄く、でも味はしっかり染みていて、
茎はしっかりか見応えがありジュワッと味があふれてきます。
前回のブログでは、おにぎりを薄焼きの玉子焼きで包んだ「ばくだんおにぎり」など、
海苔以外でもおにぎりに合う素材はあるもんだな、と勉強になりました。
これからも面白くて美味しいおにぎりを紹介できたらと思います。
今日もナイスライスでした!
おにぎりボーイ