基本の「き」。おにぎりの「お」|by ライスボウル紳士 No.0006
心に焦りがあるとき、失敗は続く。
そんなとき大事なのが、基本に立ち返るということだ。
ここ数週間、私は疲れがたまっていた。
仕事のストレスがじわじわと体をむしばみ、
同時に季節の変わり目に体が順応していなかったようだ。
なんとか挽回しようと頑張ってみると、逆にうまくいかなくいってしまう。
いわゆる負のループに陥っていた。
そして私は基本に立ち戻った。
まず、いい食事にし、酒を控え、睡眠をきちんととった。
仕事でも、人より良い仕事をしようと意気込まずに、確実なものを心がけた。
人に接するときも調子に乗らず、丁寧に。
仕事を振られたら後回しにせず、すぐに。
気持ち的に余裕がなくなってきたら、深呼吸。
そんな基本を積み重ねた。
そうすると、だんだんと活力が湧いてきた。
そしていま、体も心もいきいきとしている。
いま、私は次のステップに進もうとしている。
基本に立ち返った私は、このブログにも帰ってきた。
そう、このブログが私の基盤だからだ。
さあ、おにぎりの話題だ。
ぼんたぼんた護国寺本店で買った150円の白い塊。
「一等銀シャリ」と名付けられたこのおにぎりこそ、基本そのものだ。
米の味、塩の味。
米の風味、塩の風味。
米の鮮やかさ、塩の鮮やかさ。いや、塩の鮮やかさはは見えないか。
まあ、よいではないか。うまければ。
ただ一点残念なのは、「一等」というネーミングだ。
あまりランク付けするのは私はすきではない。
このおにぎりが「一等」ならば、私の母が握ったおにぎりは「二等」なのか。
比べなくていい。競わなくていい。
一番じゃなくていい。自分は自分だ。
少しの金があり、大事な家族と友がいればそれでいいんだ。
そんな基本の精神も思い出すことができた。
ありがとう、おにぎり。
ライスボウル紳士